冷間鍛造の特徴
常温で金属に圧力をかけて、金属に添った形状の品物を作る加工方法である冷間鍛造には、以下の特徴があります
1.省資源・省エネルギー
2.高精度・高付加価値形状の加工
3.材料特性の改善
冷間鍛造で加工した製品は切削加工や熱間鍛造に比べて
「スクラップがきわめて少なく、歩留まりが良好」です。
さらに「生産性が向上」し、「コスト低減」にもつながります。
焼鈍後の標準高度
ボンデ潤滑の処理層
ボンデ潤滑は、材料表面と多孔質のリン酸亜鉛被膜が化学的に結合しているのでその結合力は強く、その上を金属石鹸が覆い、一番上には白い未反応石鹸と3つの層で形成されます。
スラグが加工されて材料が延びるに伴って、この3つに層が作用しあって薄く延びて加工表面を覆います。ボンデは15倍までの面積拡大に耐えることができ、大変優れた潤滑剤であります。
走査型電子顕微鏡 | リン酸皮膜結晶写真(×350) | シュウ酸皮膜結晶写真(×150) |